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新年になると、ジムに行って運動するとか、タバコをやめるとか健康に関する計画を立てる方が多いと思います。

もし、健康を気にされているのでしたら、1月は特に注意が必要です。デンマーク・コペンハーゲン大学の研究によりますと、 年末年始連休が終わってからすぐコレステロール値の管理を開始した方がいいと言っています。その理由は1年中もっともコレステロール値が高いのが1月の最初の週だからですと。

 

1月のコレステロールは通常より20%ほど高くなります

デンマーク・コペンハーゲン大学の研究チームは、自国民25,764人を対象に3年間6月と1月にそれぞれコレステロールを測定してその変化を追跡観察しました。

参加者はコレステロール低下剤を服用していない健康な人で平均年齢は59歳であり、参加者の平均コレステロール値は 205mg/dL、悪玉コレステロールLDLの平均値は116mg/dLでした。

さて、1月の最初の週に測定したコレステロール値は、1年平均値をはるかに上回る結果でした。このような現象は3年の観察期間中で似たような傾向が続きました。実験参加者の1月初めの週の平均コレステロール値は240mg/Dlで、悪玉コレステロールLDL値は143mg/dLでした。この結果は6月に測定したコレステロール197よりも20%ほど高い数値であり、LDL数値も6月に測定した数値である108より25%ほど高い数値でした。

この論文(The christmas Holidays are immediately followed by a period of hypercholesterol)は動脈硬化(Atherosclerosis)ジャーナルとニューヨーク・タイムズなどに掲載されました。

 

原因は年末に摂取した飽和脂肪と運動不足

一年の平均数値よりも1月初めの週のコレステロール値がはるかに高い原因は何だと思いましたでしょうか。「連休にケーキや揚げ物のような脂肪が多い食事をして運動をしていないことがコレステロール値の上昇の主な原因 」 と分析されました。「短期的にコレステロール値が高くなることは致命的ではないがこのような状態が続くと健康上のリスクが高まる可能性があるので、可能な限り早い段階でコレステロール値を正常に戻す努力をしなければならない」と研究陣は述べました。

コレステロール値を高める代表的な食品としては、トランス脂肪や飽和脂肪が多く含まれている肉があります。飽和脂肪の本来の体での作用は肝臓でコレステロールのたくさん作ることで、血中コレステロールを高める役割を持っていますが、年末年始期間中に摂取した飽和脂肪がコレステロール値を必要以上に増加させました。自転車や水泳、歩きなどはコレステロール値を下げる良い習慣です。しかしながら、連休中は結果運動不足につながりコレステロール値上昇を招きました。

 

総コレステロールと LDL(悪玉コレステロール)は下げ、HDL(善玉コレステロール)は高めましょう。

コレステロールの中でも、数値を下げれば下げるほど健康的とされているものと、数値が高ければ高いほどよいとされているものがあります。 総コレステロールと悪玉コレステロールと呼ばれるLDLは数値が低ければ低いほどよいとされています。

LDL悪玉コレステロールは肝臓で生成されますが、食品を介しても吸収されます。人体の各組織にコレステロールを運ぶ役割を持っていますが、血中の余剰なLDLは血管内膜に浸透して分解され血管壁に蓄積される可能性があります。回収されずに血管にコレステロールが蓄積されるとその血管は弾力を失い狭くなります。

上記とは逆に、善玉コレステロールと呼ばれるHDLは、細胞膜や血管壁で使用が終わったコレステロールを肝臓に戻す役割を果たし、肝臓に回収されたコレステロールは胆汁中に排泄され再利用されます。

HDLコレステロールは、血管にたまったコレステロールを取り除き、コレステロールを体の外に排出する唯一の手段であることから「血管の掃除屋」というニックネームも持っています。