高血糖とは

血糖値が高い状態、つまり血液中のブドウ糖値が基準値を上回ることをいいます。特定健診では空腹時血糖100mg/dl以上を特定保健指導の基準値としています。グルコース(ブドウ糖)は、生きるための必須のエネルギー源となるものです。体の臓器や組織では、細胞がたえずブドウ糖を取り込み、エネルギー(ATPエネルギー)に変わることで活動しています。ブドウ糖が組織で取り込まれるためには、インスリンが不可欠です。インスリンの作用が不足、あるいは追いつかない場合、恒常的に血糖値が高い状態となり、高血糖になります。

外部から食べ物で取る糖と消費されるブドウ糖のバランスがとれている場合は健康状態ですが、このブドウ糖を摂り過ぎている状態、つまり高血糖となると、色々な病気を発症する可能性が高まります。

 

高血糖の診断基準

早朝空腹時血糖検査

空腹時血糖が100mg/dlを超えると糖尿病の発症リスクが2倍以上になることなどから、空腹時血糖100mg/dl以上またはHbA1c(糖化ヘモグロビン)5.6%以上を特定保健指導の基準値としています※1。HbA1cには過去3~4ヵ月の血糖値の状態が反映され、5.2%が空腹時血糖100mg/dlにほぼ当てはまります。早朝空腹時血糖値が126mg/dL以上ある場合は、「糖尿病型」と診断されます※2

75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)

検査当日の朝まで10時間以上絶食した空腹のまま採血し、血糖値を測ります。次に、ブドウ糖液(ブドウ糖75gを水に溶かしたもの、またはデンプン分解産物相当量)を飲み、ブドウ糖負荷後、30分、1時間と2時間後に採血し、血糖値を測るという検査です。

また空腹時血糖が110mg/dl以上になると食後高血糖が推定されることから、メタボリックシンドロームの診断基準では110mg/dl以上を高血糖としています。※3

高血糖により引き起こされる病気

  1. 心筋梗塞、動脈硬化、脳梗塞(血管の障害によるもの)
  2. 腎不全(高血糖が続くと腎臓の糸球体がダメージを受け濾過機能が低下する。さらに悪化すると尿をつくる機能が失われる腎不全に至ることがあります)
  3. 糖尿病神経障害(足や裏、手の指に痛みやしびれなどの感覚異常が出ます)
  4. 網膜症(眼の網膜にある非常に細い血管がむしばまれていく合併症です)

 

高血糖の予防

高血糖の予防 食事

高血糖の管理には食事の管理は欠かせません。適切な量、時間帯、またどのようなものを食べるかによって血糖値は大きく変動します。

https://www.club-dm.jp/prevention/hyperglycemia_006.html

高血糖の予防 運動

軽い運動で構いません。一日に動く機会を増やすことをお勧めします。詳しくは下記をご参照下さい。

https://www.club-dm.jp/prevention/hyperglycemia_007.html

 

 

参照

※1特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き(第3.1版)
https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/000616991.pdf

※2  診断と治療の流れ SANOFI
https://www.dm-town.com/flow/diag/diag_002

※3 e-ヘルスネット 厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-025.html