生活習慣病とは

まず、病気が発症する要素は大きく3つ挙げられます。※1

 

  1.  一つは、ウイルスや細菌当の病原体、毒性等の有害物質、何らかのストレスとなる「環境要因」です。
  2. 2つ目は、遺伝的要素です。皆さんが一人一人個性があるのは、遺伝子一つ一つに多型(バリアント)があるためです。しかし、このバリアントは特定の病気になり易いなどの個性もあるわけです。太りやすい体質などがあるのはそのためです。
  3. 最後に挙げられるのが、食生活、運動習慣、飲酒や喫煙などの嗜好などの生活習慣の不摂生によるものです。

 

つまり、不健全な生活習慣が原因で起こる広義としての疾患のことを「生活習慣病」と言っております。つまり、普段の食事、喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣が深く関与し、発症の原因となります。

日本人の死因で最も高いのが悪性新生物(がん)ですが、それに次いで高いのは、心疾患、3位の脳血管疾患となっています。※2 特に心疾患や脳血管疾患の原因となる動脈硬化、糖尿病、高血圧、脂質異常症などはいずれも生活習慣病とされています。

 

生活習慣病が増えたのは

19世紀までの大きな死因は結核などの感染症がメインでした※3。 感染症においては現代の医学の進歩によりほぼ克服することができましたが、21世紀においては生活習慣病が全体的にメインの死因となりました。その原因は、現代の豊かな日常生活が原因と考えられます。つまり、コレステロールの高い食生活や、移動手段等の便利さからくる運動不足、ストレスの多い現在社会など色々な要因が考えられます。

 

生活習慣病の予防

生活習慣が原因としての生活習慣病ですので、生活習慣を改善させることによって予防することができます。つまり、普段から生活習慣病を予防することを意識し、適度なエクササイズをとり入れたり、睡眠不足の解消、食生活の改善、飲酒や喫煙を適度に抑えるなど、少しずつ生活習慣を改善することが理想です。

 

※1 生活習慣病  日本生活習慣病予防学会
http://www.seikatsusyukanbyo.com/prevention/about.php

※2 平成30年(2018) 人口動態統計月報年計(概数)の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai18/dl/gaikyou30.pdf

※3 死亡原因からみた疾病の変遷
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika1913/91/1/91_1_118/_pdf