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砂糖の摂り過ぎによる病気

糖分を摂り過ぎることが、健康によくないということは以前からよく言われています。特に砂糖の摂り過ぎが健康の低下に関与しているという調査は多く報告されています。砂糖と言っても色々な種類がありますが※1、ここではグラニュー糖(俗にいう白砂糖)を指します。この砂糖の摂り過ぎは、心血管疾患のリスク増加、全身性炎症、腸内環境の破壊、インスリン抵抗性を促進し高血糖を引き起こし、またドーパミンを妨害するなど、健康に悪影響をもたらすことが解かっています※2,3

 

砂糖の摂り過ぎはコレステロール値に影響する

最近のコホート研究で遊離糖類(free sugar)の摂取量が心臓血管系にみられる肥満数値に影響しうるかということが明らかになってきました。「遊離糖類とは」単糖類と二糖類のものを指し、ここでは二糖類にあたるスクロース(砂糖)について述べています。
20歳以上の日本人男性(4,071人)と女性(5,794人)の1日加重食事記録データに基づいて推定されました。砂糖の摂取量は、血圧(男性のみ)とHDLコレステロール(HDL-C)レベル(男女)と逆相関し、総コレステロールレベル(女性のみ)とLDLコレステロール(LDL-C)レベル(男女)と正の相関が観られました※4。つまり、砂糖を多くとると善玉コレステロールが下がり、悪玉LDLコレステロールが上昇するリスクが考えられます。

 

メタボリックシンドロームの要因として

砂糖の摂り過ぎは、メタボリックシンドロームの要因の一つとなりうることは多くの医学データから経験的に解かっておりますが、砂糖と心血管疾患との因果関係についてはまだよく解かっていません。しかし、LDL-C上昇との相関性が観られるので心血管系疾患にとって砂糖の摂り過ぎは好ましくないのは言うまでもありません。

 

砂糖の摂り過ぎを意識してください

世界保健機構(WHO)では、加工食品または調理に加えられる糖類の摂取量を、一日の総エネルギーの10%未満、望ましくは5%未満にとどめることを推奨しています。砂糖の量でしたら、およそティースプーン5杯分程度くらいです。※5, 6
最近はHDL-Cを上昇させて、LDL-Cを低下するように働きかける理想的なサプリメントが購入できるようになりました。しかしこれを使用しているからと言って、砂糖をたくさん取っても構わないというわけではありません。普段の生活で甘いものを摂り過ぎないように意識することが大切です。

 

 

参考

※1 Sweeten the Future KANRO

https://www.kanro.co.jp/sweeten/detail/id=1644

※2 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4876724/

※3 The depressogenic potential of added dietary sugars

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31634771/

※4 Nutrients. 2020 Nov 25;12(12):E3624. doi: 10.3390/nu12123624.

Association of Free Sugars Intake with Cardiometabolic Risk Factors among Japanese Adults: The 2016 National Health and Nutrition Survey, Japan – PubMed (nih.gov)

※5  e-ヘルスネット甘味(砂糖)の適正摂取方法

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-012.html

※6 Guideline: sugars intake for adults and children

https://www.who.int/publications/i/item/9789241549028