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ここでは、脂質テストの構成要素と、大人と子供のコレステロール値の目安を見ていきます。定期的にコレステロール値を診断することにより、心血管疾患の発症リスクを減らすことができます。ここからは血中コレステロール関連成分の脂質検査項目を見ていきましょう。

 

コレステロールの構成成分は何ですか?

脂質の検査項目

  • 高密度リポタンパク質 – HDL は「善玉」コレステロールとして知られています。血中の過剰なコレステロールを肝臓に運ぶ役割を持っており、運ばれた過剰なコレステロールは肝臓で取り除かれます。この数値が高いほど良いです。
  • 低密度リポタンパク質 – LDL は「悪玉」コレステロールと呼ばれます。私たちの体は肝臓からコレステロールを必要とする場所にに、コレステロールを運ぶための重要な役割を持っておりますが、血中の過剰なLDLは動脈のプラークの蓄積につながる可能性があり、心臓血管疾患を発症させる大きな原因の一つにこの過剰なLDL数値があります。低いLDL値を健康のため目指す理由はそこにあります。
  • トリグリセリド(中性脂肪) –トリグリセリド(中性脂肪) はリポタンパク質の脂肪含有量を構成するものであり、体内のトリグリセリド値が高いと、こちらもプラークが蓄積し、心血管疾患のリスクが高まります。やはり健康のためにトリグリセリド値も低い方がよいとされます。
  • 総コレステロール – 総コレステロール値 は言葉通りに血中の合算したコレステロール量です。上記で説明したLDL、HDL、および20%のトリグリセリドで構成されます。

 

推奨コレステロール値は

世界中の心臓財団は、20歳から4〜6年ごとにコレステロール値の検査を推奨しています。

コレステロール値は加齢により上昇傾向にあります。特に高血圧、高コレステロール血症、肥満など心血管疾患のリスク因子がある場合は、定期的に検査を受けることを推奨しています。

高コレステロールは男性に多く見られます。ただし、閉経後の女性でも高コレステロールのリスクが高まる傾向が見受けられます。

ここで成人の推奨コレステロール値を見てみましょう。
2013年の健康調査、オーストラリア統計局は成人の高コレステロール値を次のように定義しています。

  • 総コレステロール – 212.68mg /dL以下。
  • HDL – 一般的に言えば、この数値が大きいほど良いです。男性で38.67 mg/dL未満、女性で50.27 mg /dL未満は異常と見なされます。
  • LDL – 一般的に言えば、この数値が低いほど良いです。135.34 mg /dL以上のLDLコレステロールは異常と見なされます。
  • VLDL – 65.74 mg /dLを超えるレベルは異常と見なされます。
  • トリグリセリド –トリグリセリドレベルは177.15 mg /dL以下である必要があります。

 

子供と青少年の推奨コレステロール値

子供および青少年は、高コレステロール血症になるリスクは成人よりも低くなっています。

高コレステロールの家族歴がない子供の場合は高コレステロール血症になるリスクが低いのは言うまでもありません。しかし、高コレステロールの家族歴がある子供の場合、定期的に検査を受ける必要があります。一部のガイドラインでは、子供が9歳から12歳の間に1回、17歳から21歳の間に更にもう一度コレステロール検査を受けることを推奨しています。アメリカのNIH(アメリカ国立衛生研究所)によると、以下は子供と青少年に推奨されるコレステロール値です。

  • 総コレステロール – 201mg/dL以上が高いと見なされます。170.15 mg/dL以下が良好と見なされます。
  • HDL – 高いほど良い。38.67mg/dL未満は低いと見なされ、46.4mg/dLを超えると良好と見なされます。
  • LDL – 繰り返しになりますが、この数値が低いほど優れています。139.21 mg/dLを超える数値は高いと見なされます。108.28 mg/dL未満のレベルは良好と見なされます。
  • トリグリセリド – トリグリセリドレベルは、9歳未満の子供では97.43mg/dL未満、10歳から19歳までの子供では124mg/dL未満である必要があります。

 

心臓血管疾患のリスクヘッジのため、コレステロール値を理想の状態に保つことは非常に重要です。逆にコレステロール値が低すぎるか確認することも重要です。上記の内容はあなたの健康のために熟知しておきましょう。

 

※日本心臓財団 動脈硬化性疾患予防ガイドライン・エッセンス
https://www.jhf.or.jp/pro/a&s_info/guideline/post_2.html