健康な人生を送るために健康な血管は非常に大事になってきます。

2020.11.02

血管の長さ

健康な人生を送るために健康な血管は非常に大事になってきます。
しかし、医療関係者でない限り、血管について詳しい知識を持っている人は少ないと思います。この記事では血管に関する情報を分かりやすく詳しく解説していきます。

血管とは何か把握していきましょう。


■体の中の血管

体の中の血管

我々の体にある血管の長さはおよそ100,000~120,000㎞
なんと地球を3周も回れる長さになります。

このように複雑で長い血管ですが、どこか1か所でも異常が生じたら健康を損なうと考えても過言ではありません。


■ 血管の種類

血管の種類

血管は動脈、静脈、毛細血管、リンパ管に構成されています。

動脈: 心臓から全身に酸素と栄養を運ぶ血液の通路

静脈: 二酸化炭素や老廃物を回収し、心臓に戻す血液の通路

毛細血管: 動脈と静脈をつなぐ血管 

リンパ管: リンパ液を心臓に運ぶ通路


一方、血管の種類は、血液循環の過程に基づいて、動脈、静脈、肺動脈、肺静脈に分けることもできます。

心臓と体の組織との間の血液の循環は「体循環」といいます。

静脈を介して心臓に戻った血液は、肺を経て再び心臓に戻ります。この血液は動脈を通って送り出されます。

この時の心臓と肺との間に起こる血液の循環は「肺循環」といいます。


■ 血管の構造

血管の構造

血管は3重構造になっています。

血液が流れる血管の中で内側から段階的に内膜 - 中膜 - 外膜と呼ばれます。

内膜と中膜の間には弾性がある繊維で構成された弾性板があります。この弾性板により血管が適切に伸びたり縮んだりして、弾性を維持します。

一方、忘れてはいけない静脈弁というものもあります。静脈弁は目に見えないほどの薄さですが、血液が逆流することを防いで、血液を心臓に戻す重要な役割を持っています。


■ 動脈血管に問題が生じる原因

動脈血管に問題が生じる原因

動脈血管に問題が生じる時とは、血管が狭くなるか血管が詰まる場合です。

動脈血管の問題は、血管内膜に脂肪の塊が付いて徐々に大きくなったり、炎症、老化などで血管壁が硬くなって生じます。特に、動脈血管の問題を起こす主な原因は高い血圧、高いコレステロール値、高い血糖値、喫煙です。

☆高かい血圧は、動脈血管を壊す主な原因です。
動脈血管壁に高い圧力が加わると、血管壁を構成する細胞の多くがダメージを受けることになります。

☆高かいコレステロール値も主な原因の一つです。
血中コレステロールと中性脂肪が多いと過剰な脂質が動脈血管の内膜に蓄積されていきます。それにより、血管はますます狭くなります。場合によっては突然詰まってしまうこともあります。

☆私たちの体に血糖値が高い状態が続くと、グルコースが血液中でアルブミンと結合して、最終的糖化産物というものが生成されます。これは血管内膜の炎症の原因となり、この炎症が原因で血管が徐々に弾力性を失って硬くなります。

☆喫煙も動脈血管の問題の原因の一つになります。
喫煙によって体に吸収されたニコチンは、動脈血管の損傷の原因になります。また、血液の粘度も上がるため、血液循環のリスクが高くなります。


■ 静脈血管に問題が生じる原因

静脈血管に問題が生じる原因

静脈血管の問題は生活習慣が主な原因の場合が多いです。

立ち仕事やハイヒール、身体をきつく締めるタイトな洋服などが静脈循環に影響を与えるのはもちろん静脈弁の動きの異常につながる場合もあります。

妊娠も静脈弁に負担を与えますが、産後、元に戻るため問題視されていません。しかし、出産を繰り返すと静脈弁が正常に回復しない場合があります。そして、同じ姿勢で長くいると血液の凝固リスクが高まります。

静脈系問題は静脈弁の異常で生じます。

血液が循環せず凝固されて塊が生じ、循環障害を起こすのも代表的な静脈系問題です。

静脈系問題を予防するには、腕や足を心臓より高くしてマッサージをすると良いとされています。それと、普段立ち仕事をする人は圧迫ストッキングを履くのも効果的とされています。


■リンパ管に問題が生じる原因

通常、先天的にリンパ管に問題がある場合と、癌の切除手術などによりリンパ節を除去したケースでリンパ管に異常が生じることが多いです。

リンパ管異常により、リンパ液が心臓に届かず、腕、脚にたまってしまい、リンパ管の問題になってしまいます。


■健やかな血管を保つための情報

加齢と共に血管老化が進むことを完全に防ぐことは不可能です。

しかし、どのような生活習慣を持っているのか、どのような生活習慣病を持っているかによって、血管年齢は大きく違います。血管は一度壊れると回復されるのが非常に難しいので、壊れ前に管理することが何よりも重要です。

健康な食習慣と共に、運動と健康食品などを続ける心構えが必要です。